宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A【書評】
宇宙に行きたいから、宇宙飛行士に宇宙のことを聞いてみた。ISS国際宇宙ステーションに6カ月間の長期滞在した宇宙飛行士ティム・ピークが宇宙の疑問や質問に答えてくれる。
宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A【書評】
将来、宇宙に移住したり、宇宙旅行をしたいなら、今から勉強しておくべきですね。
宇宙での長期滞在は、経験した宇宙飛行士にしかわかりません。
書籍「宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A」では、欧州宇宙機関（ESA）所属の宇宙飛行士ティム・ピークさんが、みんなから寄せられた宇宙に関する疑問や質問をたくさん回答してくれています。
ティム・ピークってだれ？
ティム・ピークさんは、イギリス陸軍航空隊から欧州宇宙機関（ESA）所属の宇宙飛行士になった人物で、ISS国際宇宙ステーションに6カ月の長期滞在をしました。
イギリス人ならだれでも知ってる有名人です。
ISSでは、たくさんの船外活動（EVA)をこなし、宇宙からロンドンマラソンに参加しました。
宇宙に行きたいなら読むべき本「宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A」
宇宙飛行士ティム・ピークさんが、みんなの宇宙に関する素朴な質問から、科学、医学の疑問にまで丁寧に回答してくれた書籍が「宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A」です。
近い将来に、月や火星へ宇宙旅行や宇宙への移住を考えているなら、必読書といっていい本です。
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My proceeds to @PrincesTrust pic.twitter.com/RBhov1fIKW— Tim Peake (@astro_timpeake) December 20, 2017
彼は言います。
「自分がやりたいと思うことは、だれになにを言われてもやってみることだ」
宇宙飛行士になり、宇宙に行った経験から出たティムピークの言葉には説得力があります。
この本では、宇宙に行くまでの訓練、打ち上げ時、宇宙ステーション滞在中の話や質問回答が満載です。
宇宙に行った宇宙飛行士だからこそ、わかる、知っているリアルなわかりやすい解説が、子供から高齢者まで興味深く読める本に仕上がっています。
本物の宇宙飛行士に聞いてみた質問の数々
「宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A」のなかにある質問を一部抜粋して紹介してみます。
「どうしたら宇宙飛行士になれますか？」
「宇宙飛行士になるための健康条件はありますか？」
「すべての宇宙飛行士が同じレベルの訓練を受けるのでしょうか？」
「どこで空がおわって宇宙になるのですか？」
「宇宙飛行士選抜試験で、あなたが選ばれた理由はなんだったと思いますか？」
「宇宙飛行士になるために必須の言語はありますか？」
「宇宙で行なう研究から、どんな成果が生まれていますか？」
「ISSではゴミはどう処理するのですか？」
「宇宙でロンドンマラソンに参加するのは、大変でしたか？」
「宇宙ではトイレはどうするのですか？」
「宇宙ではどうやって洗濯するのですか？」
「宇宙に匂いはありますか？」
「宇宙はうるさいですか？」
「スペースデブリがISSにぶつかったら、どうなりますか？」
「着陸はかなりハードだったと思いますが、ケガなどしませんでしたか？」
「着陸後、はじめて紅茶を飲んだのはいつですか？」
ISSみたいに緊張感のある宇宙に居るのに、基本的にISSに滞在している全員が同時に就寝しているなんて、この本を読むまで知りませんでした(だれも起きていない時間がある！)。
宇宙にいると雨が恋しくなるなんて、宇宙飛行士にしかわからない気持ちも書かれています。
そういえば、テレビドラマ「僕らは奇跡でできている」で高橋一生演じる動物行動学の大学講師、相河一輝はちょいちょい自室でロシア語の学習をしていました。そして最終回、宇宙に行きました(笑)。
宇宙の公用語は、英語とロシア語なのです。
ほかにもたくさんの真面目な質問からユーモアある疑問までたくさん回答してくれています。
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宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A
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