FXくるくるワイド投資術は考えさせられることが多い手法
けっこう前に出版された本だけど、とてもFXの勉強になるので「FXくるくるワイド投資術」を紹介したい。
FXをしてるとファンダメンタルズやテクニカルのほうばかり目が行きがちだけど、この本はそれまで考えていなかったことを考えるきっかけを与えてくれたオススメ本。
FXくるくるワイド投資術とは
FXくるくるワイド投資術は、トラリピやループイフダン、イフダンループといった類の手法を取り入れていたり、取り組もうか考えている人にぜひ読んでもらいたい本。
トラリピやループイフダン、イフダンループで得た利益をさらに増大させる手法や、リスクを軽減させるための手法にあふれている。
「そういう発想はなかった」と、とても勉強になった。
塩漬け(仕掛けた方向と逆に価格が進んでしまって放置された状態のポジション)や損切りに対する気持ちや発想が変わるきっかけを与えてくれた。
FXくるくるワイド投資術の基本は、
- 本体(トレンド方向に仕掛けるポジション)
- トラップ(トレンド方向とは逆方向に仕掛けるトラリピやループイフダン、イフダンループ)
- ヘッジトレード(トレンド方向とは逆向きに仕掛けるデイトレード)
から成っている。
手法のなかに、トラリピやループイフダン、イフダンループが内包されている。
最終的に出口(利益確定ポイント)で、
利益 = 本体ポジションの売買益 - トラップの塩漬け損
に加えて、トラップがくるくる回転して得られた利益とヘッジトレードの利益が加算される。
こまかく言うともっと他にもあるけれど基本はこんな感じ。
トラリピやループイフダン、イフダンループだけの手法にはなく、くるくるワイドにあるのが、思った方向と逆に価格が進んでしまったときのリスク対策がいろいろと用意されている。
トラリピやループイフダン、イフダンループみたいに「最初に設定したらほったらかしでチャリンチャリン入るだけ」みたいなわけにいかない。
基本的に日々メンテしてあげる必要がある。
トラリピやループイフダン、イフダンループの最適設定を考える
このFXくるくるワイド投資術では、トラリピやループイフダン、イフダンループの設定を例のなかで
10銭幅で網を仕掛けて、50銭利確
にしている。
トラリピやループイフダン、イフダンループは、仕掛ける幅を狭くするとたくさん仕掛けられる反面、たくさんの資金が必要になる。
だからといって、仕掛け幅を広くすると、なかなか約定しない。
もう一方の利確幅は、広く設定すると1回の利益が多くなる。
でも、FXをやっていればわかると思うけれど、50銭ぶん動くのはけっこう時間がかかる。
値動きが仕掛けと逆行すると、1日に一回も利確しないことがある。
50銭動くあいだに10銭や25銭の上下動がなんどもあって、もっと狭く設定していればここでも回転して稼げたのに!って思いません?
10銭幅の50銭利確がいいのか、10銭幅の10銭利確のほうがいいのか、悩むところ。
それでMT4を使って調べてみました。
さくと結論を言うと、FXくるくるワイド投資術の場合、ほとんどの通貨で50銭よりも25銭か30銭のほうがいい結果が得られました。
利幅も得つつ、より多く回転するってことで、FXくるくるワイド投資術やトラリピやループイフダン、イフダンループに取り組んでいるかたは検討してみてください。