WTI原油先物がまさかのマイナス価格に驚いた件

WTI原油先物価格チャート 10年 2020年4月

新型コロナウイルス禍により社会活動、経済活動の停滞から原油先物がマイナス価格で取引されるという異常な状態に驚きました。

サウジアラビアとロシア、アメリカがシェア争い、減産綱引きうんぬんって次元を超えています。

原油を購入しても入れるタンクがもうないらしい

原油を買う側からすれば原油を1ドルで買えるなんてスーパーラッキーな話だと思います。

それなのにWTI原油先物5月限ものがマイナス価格で取引されるということは、原油を購入してももうどこにも備蓄しておけないくらい、今はちっとも原油が減らない状態にあるってことです。

減らないから足せない、足せないからいくら激安価格でも不要って流れになってしまいました。

原油価格が底だと思ってエントリーした結果はどうなったか

WTI原油先物価格 20ドルで十分に底と思ってエントリーして、その後「アメリカの仲介でロシアとサウジアラビアが減産へ」ってニュースが出たときけっこうプラス転換して半分利益確定しました。

でも残り半分は欲をかいてホールドしていました。

それを先日損切りしました。

結局、プラマイが出て微妙にマイナス…。

世界中でエレルギー消費する工場や車、飛行機が止まってしまう影響の大きさは想像の先を行ってました。

需要減どころか貯蔵する場所がもうないくらいに原油が余ってしまうなんて。

アメリカNY、フランス、ドイツの経済活動再開待ち?

原油価格が歴史的な状況から回復するには、原油減産よりも社会活動や経済活動が再開される必要があると思うんです。

いち早く中国は徐々に活動再開へ舵を切っているようですが、ここで再度の新型コロナウイルス感染拡大が出なければ欧米諸国も後に続くんじゃないでしょうか。

アメリカのNYやフランス、ドイツで外出制限が解除されて経済がまわり始めないことには原油需要も回復が見込めないですよね。

それを見てから再エントリーもありかなって思っています。

※ あくまで個人的意見です。投資は個人の判断と責任でお願いします