ANA SFC(ANAスーパーフライヤーズ会員)が改悪?-JGCはどうなる?

マイル修行僧やリタイア層に激震が走ったという、2028年度からのANAスーパーフライヤーズカード(SFC)制度変更をまとめておく。
- 1. ANAスーパーフライヤーズ制度変更:2028年度の核心ポイント
- 2. 2. ラウンジ利用は“300万円決済”が必須に
- 3. 3. SFC PLUS(300万円以上)限定の特典
- 4. 4. 家族カードの扱い
- 5. 5. 生涯マイル 100万ライフタイムマイル到達者は“無条件でSFC PLUS”
- 6. 6. 判定期間と適用開始
- 7. 7. 対象となる決済・対象外の決済
- 8. 8. 入会条件は変更なし
- 9. まとめ:SFCを飛行実績から決済実績型へ変更する
- 10. もう一方のJAL JGCはどうなる?
- 11. JGCステージ分け(Life Status プログラム)
- 12. ステージ一覧(必要LSP)
- 13. ステージごとのサービスの違い
- 14. JGC改変の懸念
ANAスーパーフライヤーズ制度変更:2028年度の核心ポイント
今回の改変は、SFC入会者は毎年増える一方なので、どんどん空港ラウンジが混雑してきたことが一つなのだろう。
会員資格は"永久"、"永続"をうたっていたはずなのになぜこうなったのか。
1. SFCは「2区分制」に移行
年間決済額(ANAカード+ANA Pay)でサービス内容が分岐。
| 区分 | 年間決済額 | 主な特典 |
|---|---|---|
| SFC PLUS | 300万円以上 | ANAラウンジ利用可、スターアライアンス・ゴールド、5,000マイル進呈 |
| SFC LITE | 300万円未満 | ラウンジ利用不可、スターアライアンス・シルバー相当のサービス |
ANAはJALと違ってあえて一般カードまで間口を広げていたが、実質的にゴールド会員以上の決済レベルを要求してきたということ。また、決済額が大きくなってくると一般カードではある意味で利用損なので、上級カードへの移行が期待できるという面もありそうだし、年会費収入の増加によるサービス向上も期待できる。
2. ラウンジ利用は“300万円決済”が必須に
- クレカ・pay年間決済が300万円未満でもSFC会員資格は継続される
→ ただし ANAラウンジは利用不可 - ANAグループ便搭乗時のラウンジ以外の従来サービスは継続
- スターアライアンス加盟社利用時は、スターアライアンス・シルバー相当に
3. SFC PLUS(300万円以上)限定の特典
- ANAラウンジ利用可
- スターアライアンス・ゴールド
- 5,000マイル進呈(年1回)
4. 家族カードの扱い
- 本会員の年間決済額に家族カード利用分も合算
- 5,000マイル特典は本会員のみ
5. 生涯マイル 100万ライフタイムマイル到達者は“無条件でSFC PLUS”
- 年間決済額に関係なく生涯マイルが100万マイル到達者は、自動的にSFC PLUS扱い
6. 判定期間と適用開始
- 判定期間:2026/12/16〜2027/12/15
- 新制度適用:2028年4月〜
7. 対象となる決済・対象外の決済
対象
- 日本国内発行の「ANA CARD」表記のあるANAカード
- ANA Pay
一部で対象外のカードもある(法人カード、海外発行カードなど)
8. 入会条件は変更なし
- ダイヤ or プラチナ獲得
- 100万ライフタイムマイル到達
まとめ:SFCを飛行実績から決済実績型へ変更する
SFCに入会するまでは飛行実績、入会後は決済実績で差別化されるということ。
現役世代や富裕層ならば年間300万円決済は現実的かもしれないが、法人で頻繁に飛行機を利用していたサラリーマン(飛行機代金は法人が支払っていた)や年金生活者には達成が難しくなる可能性がある。
問題は若いときに維持できるかでなく、高齢者になって疲れやすくなった、立ってるのが辛い頃に利用できるかどうかなのだ。
もう一方のJAL JGCはどうなる?
ANAが改変してくると気になるのは、JGC JALグローバルクラブ会員のほうだ。
JGCはすでに2024年に仕組みを変更済で、SFCの2段階に比べて、JGC内で4段階に分かれている。
仕組みが変わったときに大量の新規会員が発生した(変更後のJGC入会資格を満たした)模様だ。
SFCと異なるのは"生涯累積ポイント"でランク分けされていて、これは一度上のランクに上がると落ちることがない仕組みになっている。
また、飛行機に乗り続けていれば、上のランクに上がりやすい仕組みになっている。
JGCステージ分け(Life Status プログラム)
JALの新制度は 生涯累積ポイント(Life Status Point = LSP) による6段階制。
JGC入会は Three Star(1,500 LSP)以上。
ステージ一覧(必要LSP)
| ステージ | 必要LSP | 会員区分 |
|---|---|---|
| JMB Elite | 250 | JALカード CLUB-A以上 |
| JMB Elite Plus | 500 | 同上 |
| JGC Three Star | 1,500 | JGC入会資格 |
| JGC Four Star | 3,000 | JGC |
| JGC Five Star | 6,000 | JGC |
| JGC Six Star | 12,000 | JGC最上位 |
ステージごとのサービスの違い
JGC Three Star(1,500 LSP)
-
- JGC入会資格を獲得(ここがJGCの入口)
- 入会後は年会費を払う限り(クレジットカードを保持し続ける限り)ステータス維持
- ラウンジ利用(サクララウンジ)
- 優先チェックイン
- 手荷物優待
JGC Four Star(3,000 LSP)
- Three Star特典に加え、空港宅配など追加特典
JGC Five Star(6,000 LSP)
- 同行者ラウンジ利用が無制限(家族旅行で強い)
JGC Six Star(12,000 LSP)
- 最上位待遇
- 公式特典+非公式メリット(優遇対応など)が存在するとされる
JGC改変の懸念
ANAのSFCが改変したことを参考にしてJALが改変してくる可能性を否定できない。
今のライフステータスに仕組みを維持しながら、たとえばカードの種類を下位はクラブA・ゴールドカード、上位はプラチナやプラチナproなど、より年会費の高いカードの保持をStar維持の条件にしてくる可能性がある。年間利用額よりも年会費で差別化するほうが現実的だろう。
今回のSFC改変は、一度獲得してしまえば、そのあとは利用がほとんどなくても上級会員資格を維持できてしまっていた最初の制度設計に問題があったとも言える。インターネットを介したコスパのよい取得・維持ルートの共有、長寿高齢化がきいてしまったかもしれない。





