高値から10%以上の下落した
新型コロナウイルスでイタリア北部にたくさんの感染者が発生したあたりから世界の受け取り方がアジアの問題から世界の問題へ切り替わりましたね。
その結果として世界経済へ及ぼす影響が不安視されダウ平均が最高値から10%以上の下落になりました。
自動的な損切りが発動
株価が下落すると損失を避けるための行動に見切り売りして損失額を確定する「損切り」があります。
昔とちがって今はシステムに値を設定しておけば自動的に損切りが発動します。
どこで損切りするかというと、10%か20%にロスカットを設定している場合が多いと思います。
今回、ダウ平均が最高値から10%以上の下落となったことで損切りや見切り売り、利益の確定売りの実行が大量に発生したと思われます。
投資信託の売りなどが一巡するのには2~4日かかります(世界株式投信を売りに出しても約定は翌日営業日ですよね)。
大きく下落するときには3, 4日続くものです。
株価下落が高値から↓10%こえてしまったので、損切り発動に週末持ち越し警戒でさらに下がってしまう展開ですね?
— シギー@ロングステイ模索中 (@siggy_jpfe) February 27, 2020
日経平均ボラティリティーインデックスが急カーブで上昇
2013年、2016年ぶりくらいの値についてなりそう
— シギー@ロングステイ模索中 (@siggy_jpfe) February 27, 2020
下落途中には買わない
株を購入してそこから株価が10%上昇するかどうかはわかりません。
これに対して実際に10%下がったところで株を買うことは容易です。
今までの上昇トレンドが継続すると考えるなら「以前の株価よりも10%安く株を仕入れることが出来た!」っていう発想が出来ます。
ナンピン買いして平均購入価格を下げることも可能です。
もし今の新型コロナウイルス騒動から大きな暴落につながるとしたらまだまだ序章にすぎません。まだたったの10%しか下落していません。大暴落なら30%、50%と下落します。
株価はずっと上昇していたわけですからみんなどこかの時点で下落基調に転じると思っています。
それが今なのかどうかを皆がはかっています。
株式の格言に「下落途中に買うな」というのがあります。
これまでの暴落時のチャートを見ればわかるように、本当に暴落したらそこからすぐには上昇しません。
しばらくは低空飛行します。
下落したところから5%とか小さな反発でも株価が上昇基調になったことを確認してから買いにまわるのでいいんです。
「もうはまだなりまだはもうなり」
「頭と尻尾はくれてやれ」
とかの格言も忘れないようにしたいです。
値が軽い小型株やベンチャー株を一旦手放しておく
市場全体が下落基調にあるとき、大型株以上に小型株の値動きが荒くなります。
今回の新型コロナ騒動で、すでに高値から20%近く下落してしまっているものを多く見受けます。
リスク資産を手放すならまず小型株から手放すのがいいかなと思います。
小型株は値が軽いということと、大企業と比べると不況に耐える体力が劣ります。長引くと現金が尽きてしまう恐れがあります。
もし手持ち現金が尽きてくると、成長への投資にまわせない、リストラして低成長になる可能性大です。
不況から回復するとき、小型株は大型株より先に上昇してくることはまずなく、先に下落して、あとから上昇する感じです。
小型株や小型株の投資信託は先に手放して、あとから買うでいきます。