FX必勝法 わたしはAOインジケーターで開眼できた
株取引やFXなどの投資をする人はみな負けない方法や手法を探求してると思うんです。
FX必勝法や聖杯のたぐいですね。
私も御多分にもれません。
どのテクニカル指標を用いるといいのか、いろいろ試してみました。
結果的に原点回帰というか、移動平均線とその派生に戻ってきました。
メインで用いているのは、移動平均線とMACD、RSI、RCI、それに通貨強弱です。
FXで移動平均線は基本中の基本
株取引でもFXでも移動平均線は基本中の基本です。
毎日、毎時のローソク足は上に行ったり下に行ったり、経済指標や他の市場の動向に左右されて忙しく動きます。
そんな動きに一喜一憂しない、惑わされないためにも、平均的に価格をとらえたほうがいいと思うんです。
ほったらかし運用の場合、細かい値動きに惑わされたくないです。
大局的に変動を見る意味で移動平均線がおすすめです。
短期の移動平均線、中期の移動平均線、長期の移動平均線を使うことで、短期的な値動きから長期的なトレンドまで把握できます。
移動平均線の傾き、短期中期長期の移動平均線の並び順を見てます。
「パーフェクトオーダー」って聞いたことがあるかもしれません。
パーフェクトオーダーとは、日々線、短期移動平均線、中期移動平均線、長期の移動平均線がきれいな順番(オーダー)に完璧(パーフェクト)に並んでいる状態のことです。
上から、日々線、短期移動平均線、中期移動平均線、長期の移動平均線と並んでいるときは、強い買いトレンド。
逆に下から順に、日々線、短期移動平均線、中期移動平均線、長期の移動平均線と並んでいるときは、強い売りトレンド
と判断できる、もっとも市場参加しやすい状態です。
売買に参加するときをこのタイミングだけにしぼれば、ほぼほぼ必勝です。
移動平均線は、期間の設定を大きな数字にすると、小さな値動きや騙しを回避できます。
パーフェクトオーダーってトレンドがとても明確です。だれでも簡単に参加可能な状態を判断できます。
でも、パーフェクトオーダーは魚で言うと身の部分なんですよね。
頭としっぽを得にくデメリットがあります。
そうだからといって、つい移動平均線を短い3とか5、10の期間にして、はやめはやめにシグナルを受け取れるようにしちゃいがちです。
そうすると今度は、ちょっとした値動きに惑わされてしまうようになるんです。
プロの手の平の上でもて遊ばれてしまうと言ってもいいかもしれません。
悩ましいですね。
小さな値動きや騙しを回避する策のひとつは、ひとつ下の時間軸で長期の移動平均線を使うことです。
たとえば日足の取引をしたいなら、H4チャートに値を6倍した移動平均線を表示する。
たとえば、日足で5と10の移動平均線で取引したかったとする。その場合、H4で6倍の30と60の移動平均線を表示させればいいのです(4時間(H4)×6倍=24時間(D1))。
M15で取引したいなら、M5チャートで値を3倍した移動平均線を表示するのです。
M15で5と10なら、M5では15と30になります。
そうすることで、無理して超短期な移動平均線を使わなくてすみます。
得られる移動平均線は厳密に言うと本来の値とは異なるんですけど、十分に近似値として機能します。
メリットとして、上位時間軸より数字が細やかになり、動き出しを捉えることが出来ます。
本来取引したい時間軸より一段階下の時間軸で見る方法は、ローソク足の本数が増え情報量が増えるのでおすすめの手法です。
取引シグナルが出たときにすでに上がっている下がっているという悲しい事態も減ります。
ちなみに、わたしは移動平均線 20-60-120-200の4本使いです。
20を日々線代わりに、60-120-200で傾きやオーダーを判断しています。
この組み合わせの意図が分からないかもしれないので解説しておきます。
この4つの数字は数列になってます。
この中には含まれていませんが、隠れ移動平均線0が日々線です。実際には期間1なんですけど。
0と20の差は20。
20と60の差は40。
60と120の差は60。
120と200の差が80。
という数列になってます。
もし、さらにもう一本移動平均線を足すとすれば、100足して300ですね。
60とか120の数字は、時間(分)を意識しています。
20(21)や200を用いている人が世界中に多いぶん、サポートやレジスタンス、日々線とのクロスなど値動きとシンクロしやすいと思います。
60分や24時間、1か月(21営業日)や1年の営業日数(約200日)など、おおよそのところ移動平均線の期間はそういう数字からきています。
26とかはかつて土曜日も営業日だった時代の名残りですね。
平均を見たいわけですからあまり奇をてらわない、普通の数字のほうが良いと思います。
取引シグナルをはやめに得たいならMACD
移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスは「だれが見てももうその状態になってるよ!」ってときに出るシグナルなんですよね。
人間は欲張りな生き物ですから、身だけでなく、頭やしっぽも欲しくなるんですね。
そこで用いられるのがMACDです。
MACDは2本の移動平均線の差を数値として出力してくれます。
すなわち、数値がゼロクロスするとき、ゴールデンクロスかデッドクロスです。
それだけだと早く分からないんですが、MACDをよく見てみると、数値が天と底のときが日々線の天と底になってるんですね。
「そこで入ったりクローズできれば」って思うわけですが、天と底はあとに見るからそうだとわかるわけで動いてるときにはまだ天か底か明確でありません。
それを解決してくれるのがMACDシグナルです。
MACD値の移動平均を求めることでMACDよりちょっと遅めの動きになり、このMACDシグナルとMACDのクロスで底や天を知ろうというわけです。
きれいなチャートのとき、見事にMACDとMACDシグナルのクロスで取引が成功しちゃうんですね。
でも、そうそう上手くいかないんです。
(長くなったので次回に続く)