今さらローマ字で姓名の順番で表記なんて混乱を招くだけ
ローマ字表記でも姓から名の順番で記載をと文化庁が呼び掛けています。
これだけ世界中とつながり、海外旅行も多くされている時代に、「文化」を前面に押し出してゴリ押しするのは時代に逆行していると言わざるを得ません。
今さらローマ字で姓名の順番で表記なんて混乱を招くだけ
2000年に出された答申を新時代になって持ち出してきた文化庁は、ローマ字表記でも姓から名の順番で記載をと呼び掛けています。
答申から20年近く経とうとしている新時代なら、新たにまた考えるべきではないでしょうか。
英語で出すニュースやリリースをローマ字表記でも姓から名の順番で記載して、最後に注釈でも付けろというのでしょうか?
記載するときに日本人かどうか毎回確認しなければいけなくなるなら、これこそプライバシーや差別の問題があると思います。
日本国内でローマ字なら姓名の順番で記載することに慣れてしまったら、英語フォームでの入力時や海外旅行時に混乱を招くおそれがあります。
宿泊業界やチケット予約、レストラン予約などで順番を逆順に記載したら予約が入っていない、検索できないことが起こります。
海外旅行時には姓と名を間違えてしまうと、搭乗拒否や入国拒否など致命的な問題になりかねません。
「言語や文化の多様性」というならローマ字でない表記で押し通すべき話に思えます。
日本人の名前をローマ字で書くときは姓・名の順で――。文化庁がそんな呼びかけをする。2000年に文部相の諮問機関が答申をまとめたが、「20年近く経過し、趣旨が十分に共有されていない」(柴山昌彦文部科学相)として改めて官公庁や都道府県、大学や報道機関などに通知する。https://t.co/59ROros3wW
— 朝日新聞名古屋編集局 (@asahi_nagoya) May 21, 2019