男性向けの脱毛の種類分け
男性向けの光脱毛、レーザー脱毛、そして電気脱毛(ニードル脱毛)について体験してみた結果を比較します。
男性向けの脱毛には種類がある
男性向けの脱毛には複数の種類があります。
種類によって手軽さや金額、再生のしにくさが異なります。
4種類の脱毛方法を紹介します。
除毛クリーム
一番に手軽で安く体験できるのは除毛クリームです。
除毛ローションとか脱毛クリームとも呼ばれています。
除毛クリームは、剃毛した部位に除毛クリームをまんべんなく塗って数分したら洗い流せばいいだけです。
この方法はとても手軽に自宅で実行できるメリットがあります。
除毛クリームはドラッグストアなどで販売されています。1000円前後の価格で買えます。クリニックやサロンに通うことに比べればとても安価で入手も簡単です。
そのためまず最初の脱毛手段として取り入れやすくなってます。
除毛クリームは、クリームの中に含まれている酵素の働きによって毛のたんぱく質を分解して溶かすんです。
見えている表面の毛を溶かして除毛する仕組みです。
毛穴の中の毛も少し溶けて薄くなるのでしばらくはムダ毛が生えてこなくなります。
デメリットはたんぱく質を分解するということで毛だけでなく皮膚や爪のたんぱく質も分解します。
クリームの取り扱いに注意が必要です。
アトピー性皮膚炎や敏感肌の人は目立たない小さな部位で試してから広範囲に実行したほうが良いですね。
処理のときに不要な部位や爪についたクリームはすぐに除去しないといけません。
除毛クリームを使うときは面倒でも使い捨ての台所用ビニール手袋をして施術するといいでしょう。
除毛クリームは基本的に顔の部位で使用できません。塗るときや洗い落とすときに飛び散って目の粘膜に付くと取り返しのつかない大変な事態になります。
厳密にいうと、除毛クリームは「除毛」であって脱毛ではありません。
除毛クリームは表面に露出した毛を溶かしています。一時しのぎと理解して使う商品です。
光脱毛
光脱毛はフラッシュ脱毛とか光美容器とも呼ばれている脱毛手段です。
脱毛クリームとちがって光脱毛は名称が脱毛になりましたね。
光脱毛は、先端にカメラのフラッシュのような部品がついた器具を皮膚に当ててスイッチを1回押すと「フラッシュ」の名前の通り先端でフラッシュ発光が起こります。
フラッシュ発光は黒色など濃い色に反応するように出来ています。
光脱毛はフラッシュ発光の照射で毛や毛根にダメージを与える脱毛方法です。
光脱毛はエステやサロンで受けられます。
またエステやサロンで用いられる器具より出力が弱くなりますが、家庭用光脱毛機も販売されています。
家庭用の光美容器の販売価格は1万円~5万円くらいの価格します。
除毛クリームと比較すると高価ですね。でも光美容器はクリームと異なって何回も使うことが出来ます。脱毛サロンに通うよりは安い値段に設定されています。
いきなり家庭用機器を購入するよりもまず脱毛サロンでプロの手による光脱毛を体験してみることをオススメします。
脱毛体験コースは電車内広告でみかけるように機器を購入するよりもずっと安価に体験できます。
ゴムをはじくような痛みと表現される痛みを実体験できるとか処理したときの毛の焼ける匂いとか目を保護する必要があることや、施術後のアフターケアを学ぶことが出来ます。
毛のない状態を維持したい場合、2週間や1か月に一回の割合で繰り返す必要があります。
家庭用光美容器を購入すれば自宅で好きなときにエステ気分で処理できる点が利点です。
レーザー脱毛
レーザー脱毛は光脱毛にほぼ似ています。
フラッシュは皮膚表面の広範に照射するわけですが、レーザーというのは特定の色だけに反応する波長の強力な光線をピンポイントに発射できます。
ガン治療のひとつにレーザーでがん細胞を破壊する治療方法があるくらいレーザーはピンポイントで強力な光線を出せるわけです。
レーザー脱毛は光脱毛よりも強い効果を期待できます。
強い出力を出すには家庭用の機器レベルでは無理で、またレーザー光は大変危険なため取り扱いに注意を要します。
エステやサロンで脱毛を紹介する写真で機器を見たことがある人もいると思いますが業務用レーザー美容器は家庭用光美容器と異なってとても大きな筐体をしています。
同じ機器を用いてシミを除去するレーザー治療も行なわれています。
電気脱毛(ニードル脱毛)
電気脱毛やニードル脱毛と呼ばれているものは一本一本毛根にニードル(針)で電気を流して毛根部分を破壊します。
毛根を破壊された毛はもう再生できません。
そのためFDAが認めた唯一の永久脱毛と呼ばれています。
髭や陰部、脚部に生えてくる毛はうぶ毛でなく剛毛や硬毛と呼ばれる類の太い毛です。
太い毛は毛根がとても元気だから太い毛なんです。
これらの毛は光脱毛やレーザー脱毛でつるつるにすることは困難です。毛の量が減り薄くなりますが、永久脱毛は叶いません。
電気脱毛はその点で毛根を破壊してしまうので処理した毛はもう生えません。
肌の表面に出ている毛は全体の15%と前に書きました。表面に出ている15%の成長期の毛を完全脱毛可能というわけです。
毛の周期に合わせて何回か施術することで完全につるつるまで持っていくことが可能というわけです。
番外 ブラジリアンワックスや毛抜き
毛抜きやブラジリアンワックスは毛抜きであって厳密には脱毛ではありません。
毛根のほうが毛穴よりも太いですから抜くときに周囲の肌を痛めます。毛穴が裂けて血が出ることがあります。
開いたままの毛穴に皮脂や汚れが入り込みやすい状態になっているため衛生面で問題があります。
いずれの方法においても脱毛したあとのアフターケアがとても大切です。
脱毛処理後の肌はとても弱っています。
肌の手入れと日焼け防止を怠ると本来の効果を期待できません。
※ 脱毛の効果や痛みの感じ方には個人差がありますことをご了承ください