メンズ脱毛にある種類のIPL, SSC, SHR, THR方式について調べてみた
メンズ脱毛は基本的に光脱毛といわれているものですが、さらに詳しく種類を分けていくと、IPL, SSC, SHR, THRって方式があります。
それぞれの違い、メリットとデメリットに調べてみたのてまとめました。
メンズ脱毛の主流はIPL脱毛
一番メジャーな光脱毛の種類がIPL脱毛と呼ばれる方式です。メンズ脱毛のほとんどがこのIPL方式の脱毛になってます。
IPLとは、Intense Pulsed Lightの略です。カタカナ表記はインテンスパルスライトあるいはインテルスパルスライトとされています。
IPL脱毛の仕組みは、紫外線をカットした波長のキセノンライトを強く短時間発光させて、メラニン色素に含まれる黒色が光を吸収して発熱、その熱で毛根にダメージを与える脱毛方式です。
発光するライトの強さ(ジュール =熱量の単位)、レベルによって毛に与えるダメージの強弱をつけられます。
黒色に反応する仕組みなので太い毛によく反応するメリットがあります。
産毛は黒色が薄いので産毛にはあまり脱毛効果を感じられないデメリットがあります。同様に茶髪や白髪にはほとんど効果がありません。
ほとんどの家庭用脱毛器に用いられているのがIPL方式になります。新品で200万円, 300万円する据え置き型で200Vを使う業務用ほどのハイパワーを出せませんが日常のケアなら家庭用脱毛器でも可能というわけです。
医療脱毛のレーザーはピンポイントの波長、スポットに集中して黒毛へダメージを与える仕組みで、そのためダメージが大きくなります。
それに比べて光脱毛は広範位の波長、範囲にライトを当てるので、レーザーほどには痛みを感じないメリットがあります。
光の波長やパルスを調整することで、脱毛だけでなくスキンケアにも利用できる機種もあります。
あと一点あるデメリットは、黒色に反応する脱毛方式のため、日焼けした肌や色素沈着した肌にもライトが反応、発熱して痛みを感じてしまいます。
同様の理由から、シミやほくろ、乳首の上でも痛みを感じることになります。
SSC脱毛はメンズ脱毛では少数派
脱毛のSSC方式とは、Smooth Skin Controlの略です。カタカナ表記でスムーススキンコントロールとなります。
欧米由来の脱毛方式であるssc脱毛の仕組みは、光脱毛単体の効果でなく、施術時に肌に塗るジェルにも美肌と脱毛の効果があるものを塗りこんでダブルの効果で脱毛を実感できるようにしたものです。
欧米人のさまざまな髪色や毛の細さに対応した手法で、SSC脱毛はIPL脱毛より痛みを感じにくいメリットがあります。
太く黒い毛に強いIPL脱毛では難しかった、か細く黒色が薄いうぶ毛にも効果を実感できるメリットのある脱毛の方式です。
うぶ毛にも効果があるということは、SSC脱毛は女性向きの脱毛といえます。
一方、ssc脱毛のデメリットは濃い毛や剛毛がほとんどの男性にたいしては脱毛効果が薄くなってしまいます。そのため、SSC脱毛はメンズ脱毛でほとんど採用実績がありません。
ssc脱毛はスムーススキンコントロールと「制御」という名前の通り、10回20回脱毛サロンに通って終わりという仕組みでなく、継続して脱毛の施術を受け続ける必要があるのがデメリットといえばデメリットです。
ときどき「ssc脱毛は脱毛できない。また生えてきた」といわれる所以は「10回通えば脱毛が完了する」と思ってる人とのミスマッチです。
ヘアサロンに定期的に通うようにssc脱毛サロンで定期的にメンテしてあげれば、つるスベ肌をキープできます。ssc脱毛はほかより安価に設定されている場合が多いのでそれが可能です。
メンズ脱毛の新勢力、SHR脱毛とTHR脱毛
メンズ脱毛の主流はIPL脱毛なのですが、最近じわじわと増えてきているのがSHR脱毛とTHR脱毛の脱毛になります。
SHR方式やTHR方式、定電流マルチパルスライト方式の脱毛は呼び名は異なるのですが、やっていることはほぼ同じ脱毛方式になります。
SHR方式はSuper Hair Removal(スーパーヘアリムーバル)の略、THR方式はThermo Heat Remover(サーモヒートリムーバー)の略です。
どちらも熱破壊方式のIPL脱毛と異なり、蓄熱式脱毛方式という肌の表面でなく肌の内部に光を届けてじんわりと毛のバルジ領域や毛根周辺にダメージを与える、ほとんど痛くない脱毛になります。
SHR脱毛やTHR脱毛の特徴は、黒色に反応するIPL脱毛だけ無理だった発毛指令を出しているとされるバルジ領域にもダメージを与えることが出来て、これから生えようとする毛を生えなくします。
SHR方式やTHR方式の脱毛のデメリットは、今生えている毛に効くガッツリ効くIPL方式脱毛のような速効性がない点です。そのため脱毛開始当初はIPL脱毛より実感しにくいかもしれませんが、脱毛を開始して3回目くらいからはIPL脱毛と差なく脱毛を実感できます。
SHR方式やTHR方式に加えて、速効性が感じられるIPL方式の波長や周波を合わせて照射する方式もあります。
SHR脱毛やTHR脱毛のメリットは、黒い毛に反応させるIPL脱毛に対して、毛の濃さや毛周期に関係なくダメージを与えられる脱毛方式だということです。
そのため、SHR脱毛やTHR脱毛は茶髪や白髪、うぶ毛にも脱毛効果を与えることが出来るメリットがあります。
また、成長期の毛根だけでなく毛包やバルジ領域にダメージを与える仕組みなので、毛周期に関係なくIPL方式脱毛より短い間隔でメンズ脱毛に通え、短期間で脱毛効果を実感したり、脱毛終了できるメリットがあります。
メンズ脱毛に通う間隔を1カ月、2カ月の間をあけないといけないとなると、通うことを忘れてしまったり、おっくうになったりして周期が崩れたりしがちです。
でも2週間ごとの短期集中で通うことが出来ればメンズ脱毛を習慣化しやすいかなと思います。
内部に熱を届ける方式なので、日焼けや色素沈着した肌でも脱毛の施術を受けられるのもメリットの一つですね(タトゥーは×)。
SHR脱毛方式の女性向け脱毛サロンは、ストラッシュやラココが有名です。
メンズ脱毛においてSHR方式とTHR方式は新興勢力なのでまだ採用しているメンズ脱毛チェーンは少数です。
SHR方式やTHR方式の脱毛は、集中して通える、白髪にも効果ありっていうことで注目の脱毛方式なのでどんどんメンズ脱毛でもひろまってほしい脱毛方式です。
最近では、広く普及しているIPL方式とSHR方式のハイブリッドをうたう、HHR方式という脱毛器も出てきています。
SHR脱毛のメンズ脱毛サロンで有名なのは…
SHR方式脱毛を採用しているメンズ脱毛で有名なのは、あのROLAND様の脱毛サロン「ローランドビューティーラウンジ」です。
ローランド様もSHR方式で脱毛しているそうです。
ハイパースキン法脱毛(HKS)
脱毛の多くは黒色にダメージを与える方法なのに対して、ハイパースキン方式脱毛(HKS脱毛)は、これから発毛しようとしている毛穴に光をあてて抑毛しようという方法です。
成長期にある毛を脱毛するのでなく、毛の種や芽の時点で成長を抑えこんでしまおうという手法なので、施術を受けても即効性がありません。
なにせすでに生えている毛にはほとんど影響しないからです。
この方法を採用しているところで脱毛する場合には気長にやり続ける必要があります。
一方、毛を焼いたりするわけでないので肌へのダメージがやさしくなります。
メンズ脱毛サロンでの採用はほとんどありません。
女性向け脱毛サロンだと、ディオーネがこの方式を扱っています。
RF脱毛
RF脱毛と蓄熱式脱毛は考え方としては同じです。
RF脱毛は、ラジオ派(高周波)であたたかい熱を皮下に届けて乳頭毛やバルジ領域にダメージを与え毛の発毛を阻害して脱毛しようという方式です。
RF脱毛は、蓄熱式と同様に産毛や白髪への効果も期待できます。
医療脱毛や脱毛サロンでは少数派みたいですが、フォトRF、IPL RFで検索すると見つけることができます。
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